2025年5月、X(旧Twitter)で突如トレンド入りしたワード「満額さん」。
「これ誰のこと?」「なんかヤバい人?」と気になった人も多いのではないでしょうか。
実はこの「満額さん」、ある若手女性政治家が関係する“選挙のお金の問題”から生まれたあだ名なんです。
今回の記事では、「満額さん」とは誰のことか、なぜここまで話題になったのか、そして背景にある制度の問題まで、わかりやすく解説していきます!

満額さんとは?
主にX(旧Twitter)で拡散され、皮肉やツッコミと共にネット上でミーム化していきました。
選挙で使える“公費”を、上限ギリギリまで請求したことがきっかけで名付けられました。
名前の由来は?
選挙には、ポスターやビラ、選挙カーなど、多くの費用がかかります。
そこで、国や自治体が一定の費用を「公費」で負担する制度が設けられています。
ただし、請求できるのは「実際にかかった分だけ」のはず。
しかし中には「上限いっぱいまで請求しておこう」とする人もいます。
この“ギリギリまで請求”した行動から、「満額さん」という呼び名が生まれたのです。
誰が名付けたの?
初出ははっきりしていませんが、Xでの投稿がきっかけで拡散されました。
今では「また満額さんか」「満額さんって説明しないの?」など、半ばネットミーム化しています。



満額さんは大津綾香?
2025年春の選挙で、公費を満額請求していたと報道され、その説明内容にも曖昧さがあり炎上につながりました。
選挙管理委員会に提出された報告書によると、大津さんは複数項目で公費を上限まで請求していたと報じられました。
これは制度的には違反ではないものの、説明が十分ではなかったこともあり、疑念を持たれる結果に。



SNSでは「説明が曖昧すぎる」「何に使ったのか明細を出して」といった声が相次ぎました。
これが炎上の火種となり、批判と皮肉が飛び交う事態に発展したのです。
選挙の公費負担ってどんな制度?
ここで、少し真面目に「公費負担制度」について整理しておきましょう。
選挙に必要な費用の一部を、国や自治体が“税金で補助”してくれるのが「公費負担制度」です。
候補者が経済的な理由で立候補できないのを防ぐために設けられた制度で、上限額が定められています。
例えば、ポスターは○○円まで、選挙カーは○○万円まで…と、あらかじめ上限が決められています。
その範囲内で「実際にかかった費用」を証明書類とともに請求する仕組みです。
問題は、チェック体制が甘いこと。
「本当にかかった費用なのか?」を細かく検証する仕組みが不十分だと、架空請求や水増しも起こり得ます。
そのため「満額請求は他の候補者もやってるのでは?」という不信感につながっています。
ネットの声は?
SNS上では「満額さん」というワードがトレンド入りし、批判やネタ投稿が相次ぎました。
コラ画像や皮肉、スタンプまで登場し、政治的議論と笑いの両方が入り混じる現象となっています。
「また満額さんか」
「満額請求でひと儲け?」
「納税者なめてる?」
…など、ツッコミやコラ画像、大喜利まで登場し、ネットカルチャーとして一気に拡散されました。



一方で、「制度自体がおかしいのでは?」「他の人もやってるよね」といった冷静な声も。
また、「若い女性政治家だけが叩かれるのは不公平」というジェンダー的な視点からの擁護も見られました。
まとめ
今回の記事では、「満額さんとは誰なのか?」についてお伝えしました。
- 「満額さん」は選挙公費を上限まで請求した人へのあだ名
- 対象は政治家・大津綾香さんとされている
- SNSで拡散・炎上し、ネットミーム化
- 背景には制度の“穴”と説明不足の問題
- 今後は制度見直しや透明性の強化が必要
「誰?」と思って検索した方が、この記事で少しでも納得できたならうれしいです。
※本記事は2025年5月時点の情報に基づいて執筆しています。
新しい動きがあれば追記・更新予定です。